こんばんは、Miです。
突然ですが、みなさんは料理が得意ですか?
私は、大の苦手でした。
料理のレシピ本は、何冊もあります。
本の通りに、一生懸命作ってもうまくできず、家族を困らせてしまっていました。
作ってみて、「これは美味しい!!」と思った自信作さえ、不評だったりして…。
子育てで忙しい中、眠い目をこすり、一生懸命作った料理に文句を言われ、その後また一人で後片付け…。
すごく苦痛でした。
「二度と料理なんかするもんか!」
何度思ったことか。
でも…でも…。
子どもがおしゃべりするようになった頃、「ママのご飯、美味しい!」と言ってほしいのです。
どうしても、外食が多い我が家ですが、それでも、「外のご飯よりママのご飯が美味しい!」と言ってほしいのです。
だから、なんとか現状を打破しなくては…!!!
と何度も挫折を繰り返しながら辿り着いた答えがありました。
それは、「きちんとした出汁をとって、それで料理すること」でした。
出汁。
正直、かなり舐めていました。
出汁なんかとらなくても、美味しい料理は作れる。
そう思っていました。
出汁なんて、適当に鰹節を放り込んでおけば、すぐできる。
そう思っていました。
けれど…
きちんと、出汁用の昆布を使い、そしてたっぷりの鰹節を使った出汁を、丁寧に作ってみたのです。
水は、ミネラルウォーターを使用。
鍋に、ミネラルウォーターを入れて、昆布を加えて、火にかける。
鍋をじっくり観察して、昆布から泡がふつふつ出てくるのを確認。
昆布を取り出して、たっぷりの鰹節を入れて、沸騰する前に火を止める。
鰹節が沈んだら、こす。
本を見ながら、丁寧に、丁寧に。
きちんと一つ一つ、確認しながら。
そうしてとった出汁を、一口すすってみたら、不思議なくらい心が温まって、深い味わいがずっと口の中に残りました。
うまく説明できないけれど、あったかくて、ほっとする美味しさ。
あぁ、これが出汁なんだ、と思いました。
その出汁をたっぷり使って、肉じゃがを作ってみました。
砂糖も、油も使わない、シンプルな肉じゃがを。
完成したとき、牛肉の旨みに感動し、優しく煮えたジャガイモと玉ねぎの甘さにほっこり。
でも…家族は食べてくれるだろうか…。
かなり不安でした。
夫は、ジャンクフードやカレー、ハンバーグなどこってりした味付けの濃いものが大好きなタイプ。
息子は、果物とヨーグルト、パンが大好きなタイプ。
この薄味の、だけど深い優しい味わいの肉じゃがを気に入ってくれるだろうか…。
とても不安だったので、少しだけ出してみることに。
また、きっと「味が薄い」と言われるんだろうな…
そう思っていたら、、、
息子は、あまり食べないジャガイモや玉ねぎを食べてくれ、煮汁まで飲んでいました。
夫は…食べるなりとても感動して、「美味しい!丼一杯食べたい!」と言いました。
丁寧にとった出汁で作った肉じゃがは、大好評ですぐになくなってしまいました。
出汁と、酒、そして醤油で作った肉じゃがが、こんなに好評なんて。
しっかり出汁をとること。
これが、料理上手になる秘訣なのだと確信しました。
これからは、しっかり丁寧にとった出汁を使って、もっと料理のレパートリーを広げたいと思います。
今回作った肉じゃがは、こちらの本を参考にしました。
赤ちゃんごはんと書いてあるけど、大人の方にもおすすめです。
本では、醤油少々と書いてありますが、私は醤油大さじ2を入れて作りました。
(大さじ1.5でもよかったかも…)
それ以外の分量は、本の通りです。(いんげんと、しらたきはなかったので入れていません)
追記・・・さらに、だし巻き卵を作ってみたら、これも大好評!
出汁入り味噌汁は、味噌の量が少しなのに、奥深い上品な味わいに!
出汁って、すごい。